効率化しつつ、人の技で。
小規模でも収益を確保できるアクアポニックス。
人×技術=収益性
私たちは、装置に頼り過ぎず、水づくりの技術でシンプルかつ低コストな循環型農業を実現します。
設計から運用支援まで一貫して伴走し、地域や教育、事業の場で“続けられるアクアポニックス”を提供します。
サービスの特徴
3つのポイント

1. 低コスト設計
-最小最適部材で構築したシンプルな循環システム -
大型機器や複雑な装置に依存せず、シンプルで汎用性のある部材を組み合わせて構築する独自設計。必要な機能を最小限に絞り込むことで、導入コストを大幅に抑えながら、メンテナンスやパーツ交換も容易に行えます。「装置に投資する」ではなく、「運用を継続する」ための現実的な仕組みです。

2. 水管理ノウハウ
- 水を科学的に制御し、安定生産 -
アクアポニックスの要は「水」にあります。
耕也ファームでは、自社技術である分析・制御技術を応用し、水質のバランスを科学的に最適化。魚と植物がともに健康に育つ環境を維持します。季節変化や個体数の増減にも対応する安定した水循環により、トラブルを減らし、再現性の高い生産を実現します。

3. 包括サポート
- 設計・導入・運営まで一貫支援 -
単に装置を納品するだけでなく、導入目的や設置環境に合わせたカスタマイズ設計から、運用開始後の水質調整・栽培指導・メンテナンスまで、メーカーとして一貫して支援します。
教育・研究・地域振興など、目的に応じた運営支援や補助金活用の相談も可能。
「導入して終わり」ではなく、「続けるための伴走」を重視しています。
循環の仕組みは魅力的。
でも、導入のハードルが高く感じてしまう。
循環型農業への関心は高まっています。しかし、実際に導入を検討すると、多くの方が同じ壁にぶつかります。私たちは、その現実的な課題を理解し実際に解決してきた経験から、無理なく続けられる仕組みをつくっています。
循環の仕組みは魅力的。
でも、
導入のハードルが高く感じてしまう。
循環型農業への関心は高まっています。しかし、実際に導入を検討すると、多くの方が同じ壁にぶつかります。私たちは、その現実的な課題を理解し実際に解決してきた経験から、無理なく続けられる仕組みをつくっています。
導入を考えると、
こんな課題が見えてきます。
導入コストが高く、採算が合うか不安。
「導入してみたい気持ちはあるけれど、数百万円規模の投資となると慎重になってしまう。
小規模事業では回収にどのくらいかかるのか…。
現実的なコストで始められる仕組みがあれば一歩踏み出せそうなのに。」
維持管理や水質制御が難しそう。
「魚と植物を同時に管理するって、想像以上に繊細そう。
水質や温度、エサの量など、専門知識がないと失敗してしまいそうで怖い。
自分でも運用できる、わかりやすい仕組みがあれば安心できるのに。」
運営スタッフが少なく、複雑なシステムは扱えない。
「毎日の仕事の合間にメンテナンスを続けるのは難しい。
専任の担当者を置けるほどの人員もいないし、機械操作に詳しいスタッフもいない。
もっとシンプルで、少人数でも続けられる方法を探している。」
実際にどれくらい収穫・収益があるのか分からない。
「どれくらいの量が収穫できて、どれくらいの利益が出るのか。
具体的な数字が見えないと、投資判断ができない。
導入した後に“思っていたのと違う”となるのは避けたい。
実績や再現性を確認して納得したい。」
導入後のサポートやトラブル対応が心配。
「設置して終わりではなく、運用中に困ったときに頼れる存在がほしい。
水質の異常や魚の不調など、現場では想定外のことも起きるはず。
相談できる相手がいるかどうかで、安心感はまったく違う。」
補助金や制度の活用方法が分からない。
「環境関連や地域振興の補助金が使えると聞くけれど、申請の手続きや要件が複雑で難しそう。
どの制度が自分の計画に合うのかも分からない。
専門的なサポートがあれば、導入のハードルがぐっと下がるのに。」
私たちも、全く同じ課題にぶつかってきました。
だからこそ、具体的な経験から実際に解決できる方法をご提供することができます。
私たちも、全く同じ課題にぶつかってきました。だからこそ、具体的な経験から実際に解決できる方法をご提供することができます。
私たちが “続けられるアクアポニックス” をつくれた理由。
一つ一つ積み上げました。
導入コスト、維持管理、運営人員…。
多くの方が抱える課題は、私たち自身が現場で感じてきたものでもあります。
化学製品メーカーとして「水」と向き合い続けてきた経験を、循環型農業という新しい形に転用することで、“理想”と“現実”のあいだをつなぐ仕組みを実現しました。
3つの理由

水づくりの知見が原点にあるから
- 持続可能なシステム -
耕也ファームは、もともと化学製品メーカーとして液剤の分析・生成・安定制御を行ってきました。
アクアポニックスにおける最大の課題――“水の状態変化”――を科学的な知見で制御することで、安定した生産環境を維持できます。
機械だけではなく「理(ことわり)」を理解することで、システムを小規模・低コストに抑えながらも高い再現性を確保しました。

装置よりも仕組みを最適化する発想だから
- 理にかなった「耕水技術」 -
私たちは「装置を売る会社」ではなく、“水によって資源を循環させる仕組み”を設計するメーカーです。その発想の違いが、構造をシンプルにし、維持コストを下げます。
各部材や配管の配置、流速、水温、pHなどを数値の先にある“相互のバランス”として捉え、設備よりも「運用のしやすさ」を優先した設計思想を貫いています。

導入後も“人”を支える伴走型だから
- システムは運用こそが肝 -
アクアポニックスは、一度設置すれば終わりの仕組みではありません。
水も生きものも、時間とともに変化します。だからこそ私たちは、導入後の調整・改良・水質確認など、現場とともに運用を続ける“伴走型のメーカー”でありたいと考えています。
ノウハウやデータはすべて蓄積し、現場にフィードバックされることで、持続的に発展する循環モデルが形成されます。
「水」と「人」と「技術」の調和によって、耕也ファームのアクアポニックスは成り立っています。
現場で使える現実的な循環モデルを、これからも一緒につくっていきます。
「水」と「人」と「技術」の調和によって、耕也ファームのアクアポニックスは成り立っています。現場で使える現実的な循環モデルを、これからも一緒につくっていきます。
私たちが提供するアクアポニックスは大きく2つです。
Utility scale system
プロフェッショナル仕様
- 現場で収益を生むアクアポニックス -


項目 | 内容 |
---|---|
循環方式 | 閉鎖循環式 |
光源 | 太陽光 |
電源仕様 | 100V(水中ポンプ、エアーポンプなど) |
主素材 | 塩化ビニル槽、PVCパイプ、スチール架台等 |
気候対応 | 屋外ビニールハウス内に設置 |
高密度生産
少ない面積で最大の収穫を
アクアポニックスの強みである高密度栽培技術を最大限に活かした設計。
1ユニットあたり約4,320株(リーフレタス換算)を定植でき、
露地栽培と比べて約5倍の生産効率を実現します。
魚の排泄物を循環利用することで、養液コストを抑えつつ安定した成長を維持。
植物と魚が共に生産性を高め合う、理想的な循環環境をつくります。


高密度生産
少ない面積で最大の収穫を
アクアポニックスの強みである高密度栽培技術を最大限に活かした設計。
1ユニットあたり約4,320株(リーフレタス換算)を定植でき、露地栽培と比べて約5倍の生産効率を実現します。
魚の排泄物を循環利用することで、養液コストを抑えつつ安定した成長を維持。
植物と魚が共に生産性を高め合う、理想的な循環環境をつくります。

太陽光活用による低ランニングコスト
エネルギー効率の最適化
ビニールハウス構造と自然採光を組み合わせ、太陽光を最大限活用しながら電力消費を抑える設計です。
ポンプやセンサーなど必要最小限の機器のみを使用します。太陽光発電との連携やオフグリッド運用にも対応可能で、持続的かつ環境負荷の少ないエネルギー循環を実現します。
メンテナンスとカスタマイズ性
長く使える実用構造
現場での維持・修繕を考慮したシンプルなモジュール構造です。配管・水槽・循環ポンプなどは現場レベルでの交換・清掃が容易で、専門業者に依存せずに運用を継続できます。
また、栽培作物や魚種に合わせてユニット増設・センサー追加・デザイン変更も可能。使いながら成長し、学びながら拡張できる“進化するシステム”です。


メンテナンスとカスタマイズ性
長く使える実用構造
現場での維持・修繕を考慮したシンプルなモジュール構造です。
配管・水槽・循環ポンプなどは現場レベルでの交換・清掃が容易で、専門業者に依存せずに運用を継続できます。
また、栽培作物や魚種に合わせてユニット増設・センサー追加・デザイン変更も可能。使いながら成長し、学びながら拡張できる“進化するシステム”です。
生産量は、フリルレタスで月間2,000株を想定したモデルです。
地域の産直やスーパー、地元レストランへ販売する量となります。
空き地や駐車場の一角など未利用スペースの活用にも適します。
生産量は、フリルレタスで月間2,000株を想定したモデルです。地域の産直やスーパー、地元レストランへ販売する量となります。空き地や駐車場の一角など未利用スペースの活用にも適します。
Small scale system
家庭・教育向け
- 小さくても本格的 -
教育現場・福祉施設・家庭などで導入できる コンパクトサイズの本格システムです。

項目 | 内容 |
---|---|
循環方式 | 閉鎖循環式 |
光源 | 太陽光 |
電源仕様 | 100V(水中ポンプ、エアーポンプなど) |
主素材 | 塩化ビニル槽、PVCパイプ、スチール架台等 |
気候対応 | 屋外ビニールハウス内に設置 |
家庭での導入も手軽に
設置は車1台分のスペースで。
電源と少量の水があれば、庭などのちょっとしたスペースで手軽に運用できる小型アクアポニックス。標準サイズのシステムでは、フリルレタスで288株定植可能で自家消費分の野菜としても十分な量を栽培できます。


家庭での導入も手軽に
設置は車1台分のスペースで。
電源と少量の水があれば、庭などのちょっとしたスペースで手軽に運用できる小型アクアポニックス。標準サイズのシステムでは、フリルレタスで288株定植可能で自家消費分の野菜としても十分な量を栽培できます。

学びにも最適な“見える循環”
自分の手で作り上げる調和とバランス
理科・生物・環境学習に最適な教材として、魚・植物・微生物の関係を実際に観察しながら学べます。目で見て理解できる仕組みが、生徒や児童の興味を自然に引き出します。
「魚がフンを出して、野菜が育つの?」
そんな“発見の瞬間”を生む、体験型のリアルな学習ツールです。
車1台分のスペースで設置できる小型モデルです。
生産量は、葉物野菜として一般家庭で消費する分を十分賄うことができます。
小型でも資源循環の仕組みをフル活用したシステムのため、食育や環境教育にも最適で日常にとれたて野菜をいつでも食べれる楽しみも得ることが出来ます。
車1台分のスペースで設置できる小型モデルです。生産量は、葉物野菜として一般家庭で消費する分を十分賄うことができます。小型でも資源循環の仕組みをフル活用したシステムのため、食育や環境教育にも最適で日常にとれたて野菜をいつでも食べれる楽しみも得ることが出来ます。
導入効果
生産性と社会的インパクトを両立する仕組み。
地域や教育現場との連携を通してさまざまな社会的な価値を生み出すことが出来ます。
3つの価値

安全・安心で美味しい野菜と魚を生産
- 自然の循環がつくる、本来の味と品質 -
耕也ファームのアクアポニックスは、魚と植物が共生する水循環システムにより、化学肥料や農薬に頼らずに栽培を行います。魚の排泄物を微生物が分解し、植物がその養分を吸収する——この自然の仕組みが、栄養バランスのとれた健やかな作物を育てます。さらに、水質を科学的に管理することで、環境の変化にも強く、より安定した収穫を実現。
生産者にとっては再現性の高い収益モデルを、消費者にとっては安全で美味しい食の提供を両立します。環境負荷を抑えながら、高品質な野菜と魚を生み出す「持続可能な食のかたち」です。

農福連携などの地域雇用の創出
- やさしい作業で、誰もが関われる農業へ -
アクアポニックスの特徴は、土を使わず軽作業で運用できる点にあります。この特性を活かし、耕也ファームでは福祉施設など地域コミュニティとの連携を進めています。高齢者や障がいのある方でも、播種や定植、収穫、包装などに参加でき、就労の場・社会参加の場として新たな価値を生み出しています。また、地域の福祉事業所と協働した出荷・販売体制づくりを通して、地域内経済の循環にも寄与することなども可能です。
人と地域が共に生きる持続的な仕組みが、ここから広がっています。

農場見学や釣り堀イベントなど体験型価値の提供
- 学びと楽しみを兼ね備えた新しい「循環の場」-
アクアポニックスは、体験・教育・観光など、多様な形で地域に開かれた農業モデルとしても機能します。耕也ファームでは、釣り堀体験や収穫体験、見学ツアーなどを通じて、子どもから大人までが「循環のしくみ」に触れられる場を提供しています。水槽の魚を観察し、野菜を摘み取る体験は、SDGsや食育の教材としても高い価値を持ちます。地域イベントや学校教育、観光農園などへの展開も進めることで、学び・雇用・交流が一体となった「つながる農業」を実現します。
“食を通して循環を感じる”—それが耕也ファームのもうひとつの導入効果です。
見学・体験ツアーへ是非!
実際に農園を見学し、収獲した野菜を食べて、魚を釣って、体験して下さい。
ご相談から導入までの流れ
「導入してみたいけれど、どこから始めればいいのか分からない」という方のために、導入までの流れをわかりやすく段階化しています。
ご相談から運用開始まで、すべての工程で専門スタッフが伴走します。
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STEP 1 ご相談・現地見学(無料)
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STEP 2 ヒアリング・プラン提案 ご要望や設置環境をもとに、最適なシステム構成と運用プランをご提案します。 |
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STEP3 設計・施工 決定したプランに基づき、設計・施工を行います。 |
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STEP4 運営サポート・改善提案 稼働後も定期的な水質モニタリングや生育確認を行い、 |

導入を検討中の方へ
相談は無料です。 是非、お気軽にご連絡下さい。
FAQ
よくある質問
アクアポニックスの導入や見学を検討する際、「どんな準備が必要?」「初心者でも続けられる?」「費用はどれくらい?」
そんな疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。 ここでは、耕也ファームに寄せられるご質問の中から、特に多くいただく内容をまとめました。 不安や疑問を解消しながら、あなたの循環型プロジェクトの第一歩をサポートします。
まったく問題ありません。
アクアポニックスは、シンプルな管理と定期的な観察で安定して運用できる仕組みです。
導入時には初期研修とマニュアルを提供し、運用開始後もオンラインでサポートします。
最小で車1台分の小型モデルからスタート可能です。
教育・家庭向けモデルは室内やベランダにも設置でき、
商業・研究向けは7m×20m(約140㎡)規模を基準としています。
屋外に設置する前提となります。
ビニールハウスや屋根下など、雨風をある程度防げる場所であれば問題ありません。日照条件や気温変化に合わせて、設計時に最適な構造をご提案します。
淡水魚であれば養殖可能です。
主に淡水魚のホンモロコを中心に、金魚や鯉、ティラピアなども飼育可能です。
一方で、ニジマスなどの冷水魚は夏場の水温が15度を上回らない環境が必要です。地域の気候や水温に応じて、最適な魚種を選定しています。
葉物野菜は特に相性が良いです。
リーフレタス、ミント、セリ、ミニトマト、イチゴなど、根菜以外の多くの葉物・果菜が栽培可能です。
季節や水温条件に合わせた年間栽培プランもご提案します。
日常的には、魚への給餌・水位確認・簡単な清掃のみで運用可能です。
専門知識は不要で、誰でも扱える構造です。
月に1回程度、浄化槽清掃とポンプ点検を行うことで長期稼働が可能です。
消費電力は小型ポンプとエアーレーションポンプで、約100〜150W/時程度。
水はほぼ循環再利用されるため、水道代は月数百円〜1,000円程度に抑えられます。
太陽光発電システムとの併用も可能です。
遮光ネットや2重ハウスなどを活用すれば、年間通して運用可能です。
設置地域の気候により大きく変動しますが、真冬の低温期間は野菜の育成が低下、あるいは停止します。また、ビニールハウスの暖房コストは収益性を大きく損なわせるため、事業計画段階から厳冬期の生産を除いて計画します。その上で、収益確保が可能な設計としています。
設備の償却期間は2〜4年となります。
具体的な費用は設置場所・規模・仕様により異なるため、個別相談で最適なプランをご提案しています。
補助金の活用についてもご案内可能です。
「見学・体験のご案内」または「導入相談フォーム」よりお申し込みください。
日程調整のうえ、担当者より折り返しご連絡いたします。
オンライン相談にも対応しています。
この他の疑問については、 お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
これは面白い!!
日常のメンテナンスはシステムが安定すれば短時間の作業で済みます。野菜の栽培と収穫が日々の作業の主体ですが、腰よりも高い位置で作業するため体への負担は大きく軽減されます。また、常に水が循環しているため水やりなどの重労働も発生しません。一方で、野菜と魚と微生物のバランスを人が手を入れて調整し、より彼らにとって快適な環境を整えることがポイントとなります。機械やセンサーではわからない「生き物の様子」を観察することで、健康的で美味しく育ってくれます。この循環のバランスを作り、そこから糧を得ていく、この過程がとても面白くやりがいを感じさせてくれます。